“花の名山” 中央アルプス 三ノ沢岳(2,847m) 2014.7.22 【4】
2014年 08月 23日
・その1はこちら→ “花の名山” 中央アルプス 三ノ沢岳(2,847m) 2014.7.22 【1】
・その2はこちら→ “花の名山” 中央アルプス 三ノ沢岳(2,847m) 2014.7.22 【2】
・その3はこちら→ “花の名山” 中央アルプス 三ノ沢岳(2,847m) 2014.7.22 【3】
勢いにのって、山レポの続きを書きます。今回でようやく完結です。
↓ 下の “More”から
と、続きを書くその前に。少しだけ前回の補足をば。
「あると聞いていた鎖場はなかったけど、岩場はあったよ」と書いた件、
オットのiPhoneに写真があったので、一応upしときます。
む、ちょっとわかりにくいけど、矢印のところにいるのが私。
そこそこ高さはあるけど、慎重に行けば問題なしです。特に登りは。
(個人的に下りが苦手なので、下りはちと怖かったけども。)
さて、ここから前回の続き。。。
山頂に辿り着き、思っていたよりも多くの登山者でにぎわう中でもさもさとお昼を食べていた我々。
その正面には、木曽駒が。
しばらくガスガスで何も見えなかったのだけど、一瞬だけガスが晴れ、お姿を見せてくれました。
あの、ほわっとかすかに光が射している風景。とても好き。
影の中の光は、特別にきれい。
にぎやかな場所があまり得意ではない我々は、お昼を終えたら早めに下山開始。
またお花たちを愛でながらのんびり歩いていけばいいよ、ということで。
そうそう、山頂から少し下ると遭難慰霊碑のケルンがあるのだけど
ここが分岐になっていて二手に道が分かれているのですね。
我々は、登りは赤い矢印の方を通ってきてこのケルンに出たのでした。
そこで初めて「あ、道がもうひとつあったんだ(黄色い矢印の方)」と気付いたわけで・・・。
ざっと見た感じ、黄色の方が歩きやすそうだったので、下りはそのまま真っ直ぐ黄色の道をゆくことに。
多くの人はこちらの方を通るみたいですね。我々はなぜ赤の方から来たのか・・・。
「神よ護り給え、白き高みへ憧れる若者を」
大きな花崗岩がゴロゴロと。
山を始めた頃からそうなんだけど、「花崗岩」ってものすごく惹かれるのですよね。
大好きな鈴鹿山脈を思い出すから?
でも、このハイマツの緑と花崗岩の組み合わせは、特別に好きかもしれない。
そうだな、このお山はとてもきれいだ。
改めてそんなことを思いながら、またアップダウンを繰り返してゆるゆると進んでゆく。
オットがあの岩を見て、「イノシシみたい」 と言う。
私は、「モグラ」に見えるな。
オットはこういうのを見つけるのが得意なのですわ。
普段からそうなんだけど、わりとあちこちキョロキョロしながら歩くからかね。
ちなみにこれは、「赤塚不二夫の漫画に出てきそう」 だって。
うーむ。わからんでもない。けど、私には「スネ夫」に見える。
そういう話を振ってくれると、気が紛れてとても助かる。
だって、 ・・・・・・・・・この登り返しが意外とキツイんだ(;´Д`)
なんとか、前のグループの方々についていって・・・ ゼエゼエ。
わー、ようやく宝剣岳との分岐に到着!よかったよかった。
ここまで来れば、もう登りはなし。
あとは極楽平へのなだらかな稜線歩きと、千畳敷までの下りを残すのみ。
ほっとして、来た道を振り返る。
あ・・・白い。三ノ沢岳が見えるどころの騒ぎじゃない。
ガスガスがすぐそこまで迫ってきているわ。
そうそう、この分岐で休憩をしている間、近くにいたグループの方々が
「いやー、こんなにキツイ山だとは聞いてなかったよ。だまされた。」
と話しているのが聞こえてきた。
心の中で「やっぱそうだら?キツかったら!?ほれみん私だけじゃないに!」
と遠州弁丸出しで首をぶんぶん振って頷いていた私。
どこの山へ行ってもそうなんだけど、自分以外の人すべてが軽々歩いているように見えるので
「キツイ」と話す仲間を見つけると異様に嬉しくなってしまうのでね。失敬。
いやそれにしてもほんとに体力つけんとマズイね・・・テント背負えん。
またウォーキング始めるか・・・。
そんな弱々しい決意をし、さてそろそろ行くか、と 再び歩きだす。
あ、ミニ独立峰。
写真はもうあまり撮らなかったけど、極楽平への稜線は相変わらずお花であふれていて
思わず目を細めてしまう。平和な風景だったなぁ。
そして極楽平を過ぎ、あの雪渓も過ぎ、千畳敷が見えてきました。
相変わらずモックモクです。今日は天気が良くなると思っていたのだけど。
でも、少しでも青空が見られて本当に良かった。
運動不足の体はもうガタガタだけど、とても良いお山だった。
駒ヶ岳神社へただいまのごあいさつ。上に雷鳥が彫られていて可愛らしいわ。
久々のお山、ケガなく無事に戻ってこられてよかった。ありがとうございました。
ちなみに7月下旬の平日、下りのロープウェイはまったく混雑せず、楽々乗車。
(一番混むときは数時間の待ち時間が発生するのよね・・・。)
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↑ ちょこっと訂正。
ロープウェイ乗り場はガラガラで次に来たものにすんなり乗れたのだけど
最終的にはなんだかんだほぼ満員になってました。
その後のバスも。(あ、でも行きの時みたいに補助席までは使ってなかったな。)
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というわけで、長々とだらだらと書いてしまった山レポ、完結であります。
最後まで読んで下さった方、本当にありがとうございました。
そのうち他のお山にも行けるといいな~。
では、また。
by hinemosk
| 2014-08-23 20:26
| 山登り