人気ブログランキング | 話題のタグを見る

真景。






真景。_b0319255_19202932.jpg

晴れたのは、昨日一日だけだったのね。今日の午後もまたずいぶんと降りましたな。





さて。今年の夏・・・

ふとしたきっかけで聞くことになった、落語の「真景累ヶ淵」。

初めの宗悦の話から聖天山まで、8時間強かけて聞き、

その続きの聞けなかった分(ここが一番重要なのに・・・)は内容をネットで調べ、

そして改めて相関図を見て・・・ カーッ。




「よっぽどのことになっているな。」




そう、つぶやくしかない。のであります。

怪談噺といっても、幽霊が出てキャアアァ ではなくて

人間の業の深さ、因果応報の怖さに、仕込みの手が止まるほどぞっとしましたわ。

(仕事しながら聞いててすんまへん)





「幽霊が見えるのも、神経の作用のせいだ。」

この噺のタイトルの「真景」は、「神経」をもじった明治時代の流行言葉とのこと。

それを聞いて、 そういえば  と思い出した話。

うちのオット、ご先祖さまの遺影を眺めるとき、いつも違った表情に見えるそうだ。

嬉しそう、悲しそう、怒っている、なんだか浮かない顔・・・ など。

それはすごい、と思っていたら、どうやら私の実家の両親も同じらしい。

実家の仏間に並んでいるジイサマバアサマ達の遺影の表情が、変わるのだと。

それも、もしかしたら神経によるもの(心の持ちよう)なのか、それとも・・・???

残念ながら私にはそういう 【力】 がまるで無いようなので、どういうことなのか分からないけれども

もしも本当にご先祖さまからのメッセージだとしたら、

その表情が読み取れるというのは、ちょっとうらやましく思ってしまうわ。










浜北の身麻呂のおはなし。

およそ11年の間、ご愛顧頂き誠にありがとうございました。

【そば処身麻呂 閉店のお知らせ】 2015-08-13







by hinemosk | 2015-09-03 19:30 | 日常

長野に移住した、山好きなへっぽこ夫婦のおはなし。自家製粉手打ち十割蕎麦の店「蕎麦ひねもす」営業中です。


by hinemosk