北八ヶ岳・雨池スノーシューハイク 2015年1月5日 【2】
2015年 01月 20日
年始のスノーハイクレポ、その2であります。
【その1 はこちら】
雨池峠を過ぎ、緩やかに下る道。
ばふばふの雪に、時折「ズズズ」と足を持っていかれて
「ヒョオー!」と小さく叫びながら下る道。
顔は、終始笑顔です。
ふと下から見上げると、立ち止まってカメラを手にするオットが。
その視線の先には・・・
おお、浅間山か!!
もやもやとやわらかな海にぽっかり浮かぶ島のようだわ。色合いがいいねぇ。
視界が開け、絶景を眺めながらのぜいたくな下り道。
そして再び、深い森へ・・・・・
風はなく、耳が痛くなるほどの静けさ。
木々がすぐそこまで迫り、記憶していたよりも狭い登山道。
あれ、夏はどんな感じだったっけ。
ここへ来るまではわりと覚えていたような気はするのだけど
実際この場を歩いている間は、目の前にあるすべてが「今」となってしまい
青々と茂る夏の森なんていうものは、異世界のようにも思えてくるわ。
お、林道との出合です。
ここまで下れば、あとはしばらく平坦な道が続きます。
木々の影がやわらかな線になって
どこまでも正しく伸びる。
ほぼ平坦でまっすぐな道は、ついついよそ見をしながら歩いてしまう。
自分の背丈よりも高いところに、ほんの少し残った雪。
取り残されてしまったのか、それとも必死でしがみついているのか。
光を浴びてキラキラときれいです。
子どもの頃に作ったアイスキャンデーのようですな。
そして見上げれば青空。
冬枯れの木々というのは、なんというか
毛細血管のような、あるいは繊細なレースのような、すごく好きな雰囲気です。
いつまでも眺めていたくなる。
そしてやがて道標が。記憶では雨池はもうすぐそこだ。
ここからまた少し森の中を下ります。
ザザ・・・・・・・
この日は気温が高く、ロープウェイ乗り場の方も
「木の上からの落雪にご注意を」と言っていたっけ。
直撃はくらわなかったけど、少し離れたところで落雪が何度か。
ヒヤリとしつつも、離れていさえすれば「きれいだわ」と思わず感じてしまう。
気を付けなければね。
さあ、そうこうしている内に向こう側が白くなってきたぞ。
ということは・・・・・・
テッテレー!!
再びやってまいりました、雨池でございます。・・・白い!!
ちなみに、夏はこんな感じでした↓
深い森を抜けた先に、まさかこんな場所があるとは思わなくて、心から感激しました。
「ヒャッホー」
ザックをおろし、ものすごい速さで池を突っ切ろうとするオット。
ええと、底が抜けて池にドボン!・・・なんてことは、ないですよね?
んなこたないか、と頭ではわかっていながらも、少しドキドキしながら池を横切る。
おおー、あっという間にあんなところまで。
iPhoneのパノラマ撮影もしてみたけど・・・こんな感じでいいのかな。
池の反対側までやってきました。
この素晴らしき景色、貸し切り状態です。なんとぜいたくな時間。
それにしても、相変わらず風はなくじっとしていると陽射しが暑いくらい。
もし・・・ 池の雪と氷がとけたら・・・ と、また妙な妄想をしてしまう。
池の入り口の方まで戻ってきて、前回と同じ場所でお昼にします。
あまり進んでいないけど、その2 終わり。
続きます。
by hinemosk
| 2015-01-20 18:20
| 山登り