五平餅パーティー その2。
2015年 05月 21日
地元の農家Cさん宅で開催された、五平餅パーティーのお話。
昨日の続きであります。
※昨日は「Tさん」と書いていたけれど、よくよく考えてみたら「Cさん」で、
それに今気付いて自分でちょっと笑ってしまった。横文字に弱いのにも程があるわい。
先にお庭や畑で随分と楽しませて頂いたけれども、
さあさあ、私たちもいよいよお手伝いに参加です。
お台所に入ると、すでに出来上がっているお団子がこんなにたくさん!
Cさんと、早い時間からお手伝いに来ていたお友達が作ってくれていました。
追加のお米が炊けました。
もち米も使うのかと思いきや、うるち米だけとのこと。
「半殺し?」 「いや、全殺し」 ・・・・・・皆殺し( ゚Д゚)
せっせせっせと、叩いて、つぶして。
その間にCさんは炭の準備を。
Cさんちは薪風呂なので、薪を燃やすところで炭をおこすみたい。
この辺りでは薪風呂のお宅ってたくさんあるのですよね。
「薪で沸かすとあったかさが違う!!」とみなさんおっしゃるので、とても気になる・・・。
せっせせっせ。お団子を作る人、それを串にさす人。
おしゃべりでもしながらのんびりやればいいのだろうけど、
ついつい作業に夢中になってしまったわ・・・。
第一陣!並べて、焼いて・・・
焼き目がついたら、ひっくり返して・・・・・・
両面焼けたら一度取り出して、Tさんお手製のくるみ味噌をたっぷりと。
・・・このお味噌ね、どのくらいつけたらいいか分からなかったのでCさんにお手本をお願いしたら
「こんなのね、普通は片面にしか塗らないけど、こうして両面にたっくさん塗ってやればいいのよ」
と言いながら、おたまでドバ~~~~~ッ。
おお・・・・・ なんて贅沢な五平餅なんだ・・・・・・!!!
その教えの通り、焼きあがった五平餅に無心で味噌を塗っていたら
炭の煙と、窓から射し込む西日とで、視界がもや~っと白く・・・。
「クミさん、ちょっと、こっちから見てごらん!すごいことになってるよ!」
とお友達から声をかけられ、後ろまで下がって見てみると・・・・・
おお・・・ 神が降臨しとる・・・( ゚Д゚)
「なにこれ!」 「すごい!」 「幻想的!」
お仕事の都合で遅れていたお友達も無事に合流し、
女ばかり台所の入口に集まって、この美しくも異様な光景に思わず爆笑。
あ、私、味噌塗り係放棄したまんまだった・・・。
気付けば、真面目に作業をしているのは男性ばかり。
「働く男三兄弟」
「それを見守る嫁、あるいは小姑たち」
という妙な構図が出来上がってしまったわ。ヒャッヒャッヒャ。
味噌を塗られた五平餅は、再び焼かれる。
なんと香ばしい香り・・・。
オットと私はこの日、お昼ごはんを食べ損ねていたので、もう空腹のピーク。
そう、空腹のピーク!! 大事なことなので二回言いました。
半分くらいの量を焼いたところで、「さあひとまずは食べましょう!」
ちょっと写真に収まりきらなんだけども、他にも美味しそうなお料理がずらりと並びまして
とてもとても、豪華な食卓に。
「いただきまーす」 で、まずはメインの五平餅をムシャっとな。
こ、こ、これは・・・ 美味~~~~~~~~(●´ω`●)
今までの人生で、五平餅は何度か食べたことはあるけれども、
この地域独特の、お団子型のは今回が初めて。
しかも、山椒やくるみの入った味噌も初めて!
(五平餅はスーパーや道の駅などですぐに買えるがね、この機会のために食べんでおいたのだ。)
お味噌たっぷりだから辛いのかなと思いきや、優しい甘さ。
くるみのコクと山椒のさわやかな香りがくせになりますわ・・・。
何より、作りたてのお団子のやわらかいこと。
これはもう、本当に良い機会を頂きました・・・ ありがとうございますm(__)m
そういえば、五平餅の「旬」って考えたことがなかったのだけど
この辺りでは山椒の葉を使うから、今の時期が食べ時なんだねぇ。
まあ、葉を冷凍するという手もあるから、望めば年中出来ないこともないのだろうけど・・・・・
でも、やっぱり、季節を感じながら「今この時だけ」を楽しむのが、いいのだろうなぁ。
第一弾を食べ終わったあと、今度は女衆で台所へ向かい
残りのお団子を焼いて、味噌つけて、また焼いて・・・。
味噌の配分がまた、難しいんですな・・・ 余る分にはいいけども、足りんくなったらピンチ。
昔の給食係を思い出して、途中何度か顔面蒼白になりながらの作業でした(大げさか)。
食後には、Cさんの畑の採れたてイチゴ山盛りと、お友達から差し入れの美味しいお菓子まで頂いて
「空腹ピーク!」と叫んでいた私はどこへやら、Cさん宅を出る頃には胃がぽんちきになっていたのでした。
本当に、ごちそうさまでした。
さて!次の美味しいものは、なんだろう?
美味しい食事とにぎやかな会話を楽しみに、日々頑張っていこう~。
by hinemosk
| 2015-05-21 22:02
| 飯島町のこと