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木曽駒~将棋頭山テント泊 2019年8月26.27日



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いろんな意味でアクセス抜群のテン場にて
のんびり山時間。

▼▼▼▼▼






最後に山でテン泊したのは2012年9月の鳳凰三山。
なんと7年も間が空いてしまいました。
移住候補地を探したり実際に引っ越しや開店準備をしたり
無事開店したらしたでそのあとはバタバタだし・・・
などと言い訳を並べつつ、先日ようやく久々にテン泊することができました。

どの山にしようか決めるときに一番重要だったのは
「テン場までの行程が短い山がいい・・・!!」ということ。
それなら近くの木曽駒一択だな。年パスも来月で切れちゃうし。

ということで山へ向けてGOです。
いつもは日帰り登山なので始発のバス狙いで行きますが
今回はのんびりお泊まりなのでいつもより少し遅めの出発。
午前8時半過ぎに家を出て、9時過ぎのバスにすんなり乗車。
いつもの駐車場はすでに満車だったから、平日とはいえ早い時間はかなり並んでたんだろうな。
そしてバスを降りたらロープウェイへ乗り換え。
そこで・・・

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↑ピンボケでわかりにくいけど・・・

順番待ちをしている私たちの間を行ったり来たり
優雅に飛び回るアサギマダラに遭遇!私の一番好きな蝶々です。
いろんな人の帽子や肩などにとまっていました。
アサギマダラって人懐っこいですよね。
いつだったか私の指先にとまってくれたこともありました。

そんな嬉しい歓迎を受けつつ、千畳敷へ。


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一応なんとか青空\(^^)/


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出発前に登山計画書を書いて提出。
今ではネットやアプリで出来るんだよなーうちもそうしようかな、
と毎回思うんだけど結局毎回手書きしとります。
こ、今度こそ・・・。


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トリカブトやアキノキリンソウなどなど眺めながら八丁坂へ。


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時刻は午前10時半。
このくらいになると登山客は少なくて観光客がほとんど。
しかも観光用の軽装のまま「上まで登っちゃう?」という感じの人が多いので
八丁坂はなかなかの渋滞・・・!!!

途中までそんな感じでちまちまとダラダラと登っていくのですが
半分くらい登った辺りでほとんどの人が休憩のため足を止めるので
いっぺんに誰もいなくなる('_')この落差よ・・・

その後乗越浄土を過ぎて中岳方面へ向かう道中、荷揚げのヘリがやって来ました。


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響き渡る轟音・・・カッチョイイー
みんなぴたっと動きを止めてヘリを見つめている、この感じがなんだか面白い。
うんうん、釘付けになっちゃうよね、うんうん。


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中岳を過ぎたら木曽駒山頂が目の前に!
そして今晩お世話になる頂上山荘とテン場が見えてきました。
本当にあっという間だなぁ。


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さっそく小屋でテン泊の受付を・・・と思ったらなんと「本日閉館」の文字。
エッ!?と思ってよく見たら
「テント泊の方はこちらまでお電話ください」の文字と携帯番号が書かれていました。
どうやら頂上山荘の小屋番さんは宝剣山荘で荷揚げのお手伝いをされているそうで。
結局書かれていた番号に電話をして泊まりたい旨を伝えたら
「宝剣山荘まで来てもらって受付したいんだけどまぁ明日の帰りでもいいです」とのこと。
よかった・・・今からまた宝剣山荘まで行くっていうのも、ねぇ(;´Д`)


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テン場には数張のテント。空いています。
石を積んで風よけにしてある場所に我が家を設置しました。


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数年前に新調して以来ずっと使えていなかったエアライズ氏。
(ちょっと前に庭で広げてたやつ)
ようやく山で張ることが出来ました。感無量!
今回の目的をひとつ達成('ω')ノ

・・・おや?写真を見て気付いたのですが、


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我々のテントの後ろにオムライスがいますね・・・
ウマそう・・・ ゴクリ。


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テントを張り終えてもまだ12時半。
とりあえずおやつでもかじりますか。


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100円引きシールもそのままに・・・。

今回の山行はわりと急に決まったので、食料の買い出しは前日に近所で済ませました。
しかも閉店間際だったのであちこちに値引きシールが!うはうは。


さて、おやつを食べたらちょっとお散歩でも・・・と思っていたのですが

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青空も少しのぞいていますが


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それ以外は見事にガスガス。
こんな感じだと動く気が失せてしまいますねぇ。


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というわけでおやつをもうひとつ。定番のトレイルミックス。


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おやつを食べながら辺りを見渡していたら
テン場の端にトウヤクリンドウの群生を見つけました。


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ぱっと開いて可愛い。
トウヤクリンドウというと閉じている姿でお会いすることが多いような。



そんな感じでゴロゴロうだうだしていたのですが
まあ晩ごはんまでずっとこうしているのもアレなので
ちょっとだけ散歩に出かけることに。

テン場を出て木曽駒山頂方面へ。

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歩きはじめてすぐコマクサを見つけました。あら可愛い!
まだきれいに咲いていてくれました。

登山道の方はこの辺りに分岐があり、
左へ行くと頂上木曽小屋方面へ行けます。よし、こっちにしよう。


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真 っ 白 っ

山頂へ向かう道はあんなに賑やかだったのに、
こちらは人っ子一人いません。そしてこのガス。
大丈夫・・・?別天地に迷い込んじゃったんじゃないのコレ。


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危険個所はないけど意外と岩々。


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でも、そんな中で


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所々から顔をのぞかせるイワツメクサ。


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そしてコマウスユキソウも!お花に励まされます。


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振り返るとこんなだけど・・・。


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更にコマクサの群生も発見。
・・・あ、これってもしかして植えたのかな?
このルートは人も少なそうだし、よそから移植して大事に育てるのには
ちょうどいいのかも、なんて勝手な解釈をしていました。


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あ、右のってもしかして白いコマクサかな?
終わりかけだしちょっと遠かったのでよくわからなかったけど・・・
またお花の最盛期にも来なければ(^^)


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そんなことを考えながら頂上木曽小屋前を通過。
中から数人が作業しているような音が聞こえました。
宿泊客の晩ごはんの準備かな。


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小屋の向こうには木曽側からのコースの分岐があります。
今回の山行の目的のひとつに
「木曽前岳や玉ノ窪山荘がどんなところか見てみたい」
というのがありました。
テン場から一時間程度なので、設営後に天気が良ければ行きたいなと思っていまして。
牙岩も近くで見てみたいし。


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でも・・・


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ダメだなこりゃ・・・

晴れていればあの辺に木曽前岳が見えるはずなんだよ、
などと脳内に未だ見ぬ山を作り出してみたけど限界がありますわ。
上松ルート下見どころじゃないですね、何も見えん。


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すぱっと諦めて木曽駒山頂経由でテン場に戻ろう。
あ、頂上木曽小屋のこの文字は写真でよく見るやつだ。


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そして馬頭観音。
下山したら久々に諸星大二郎の暗黒神話を読みたいわ。


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そして足元にはトウヤクリンドウ。
閉じていても可愛いという奇跡の存在。


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そしてひと登りで木曽駒ヶ嶽神社奥社に到着しました。


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木曽側はそこまで真っ白じゃないんですよねぇ。

ちなみにこの時山頂で同じテン場を利用する方と居合わせまして。
その方が「あ、晴れてきたかな」と発言したのでワクワクしたのですが
結局その後もガスが晴れることはなく、ずっと真っ白だったのでした・・・
残念でしたよね、お互いに・・・


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なんだかいい佇まいのお地蔵様にご挨拶して、


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すぐ下のテン場まで下ります。
こんな天気じゃしょうがないからちょっと早いけど晩ごはんだな。


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前日夜、閉店間際のスーパーをウロウロして決めたメニューがこちら。
右下、またしても値引きシールもそのままに。いかたこ坊主。


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超定番マルタイラーメンのスープの代わりに、
フリーズドライのチゲスープを放り込んでみました。
ちなみにこの辺りの適当なタイミングでいかたこ坊主も投入。


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そこにコーンと豆などを投入。
2~3分ほど軽く煮込んで


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あっという間に完成。(麺しか写っとらん・・・)
ピリ辛は体があったまりますね~美味しい。

晩ごはんを食べ終えたらあとは夕焼けでも眺めてさっさと就寝だな。
と思っていたのですが


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どうにもこうにもこのガスが晴れませんで・・・


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東側を向いたテントの中にこもって、
時々外を眺めて、ああ真っ白だな、と。


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おおー北側の雲はもくもくできれいだなぁ。


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ああ、ガスガスのまま暗くなって・・・

・・・あれ?頭上晴れた??

テントから出した首を西側にぐりんと回すと


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晴れてる!というか焼けてる!マジか!!!


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うおーいつの間に!
西側眺めて真っ白だなじゃないんだよ、と
自分を恨みながらサンダルをひっかけて登山道の方へ。


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ほんの数分で、あっという間に夜の闇がやってきました。
夕焼け見れなかった・・・くー、残念。

まあいいや寝よ。

切り替え切り替え。





・・・夜中、ゴウゴウとうねる風や、パタパタ煽られるフライシートの音に何度か目覚めつつも
それなりに眠れた・・・と、思います、多分。
8月下旬のテン泊のわりには寒くなかったかな。
やっぱり山岳用のテントってちゃんとあったかいんですね。
以前使っていたツーリングテントは結構寒かったような記憶。

そして午前4時起床。


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明るくなりつつある東の空を見ながら
ほんのちょっとの荷物をサブザックにつめて、御来光を拝みに出かけます。
ここからなら木曽駒山頂に行く人がほとんどなのかな。あるいは中岳か。
いや、このテン場からでも十分きれいに見えるから動かない人もいるかも。

我々も山頂へ、と前日までは思っていたのだけど
夜中にふと「そういえばテン場から馬の背の分岐方面へ歩いていけば
ずっと右側に東の空が見えるよなぁ・・・」と思い、
起床後オットに提案してみました。

じゃあそっちにしてみようか?ということになり、いざ出発。


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テン場でぼやぼやしていたら4時50分頃になってしまった・・・


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でも、思った通りこのルートなら
出発が遅れてものんびり歩いたとしても
どこからでも御来光が拝める。
人もいなくて静かだし。


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分岐から少し馬の背方面へ歩いたあたりで立ち止まる。
この辺にしよう。


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シャキーン。
まだ日が昇らないのでちょっと遊ぶ。


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もうすぐだな。


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雲海の向こうからあたたかな日の光。
ありがたや。


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ちょっと雲が多くてもやもやとしているけれど
とても美しい一日のはじまり。


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富士山の姿も。


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素晴らしい眺めの中、ぼちぼちとテン場に戻ります。


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テン場からもこの眺め。
後ろのテントの人たちはここから御来光を撮っていたんだろうな。
テント前に三脚が設置してありました。


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さてぼちぼち朝ごはんでも。
写真を撮るまでもないのですが・・・
カップスープと、


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食パン一斤!
テン泊でもそうじゃなくても、これよくやります・・・
ちょっとお洒落にバゲットにでもすればよかったかしら?

朝ごはんを食べてお腹が落ち着いたら、再び出かけます。
御来光を見た馬の背の方をずっと歩いていき、
濃が池の分岐を更に越えて将棋頭山まで。
コースタイム2時間のお手軽稜線歩き。


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何度か書いてるような気はするけど、
我々にとって初めてのアルプスがここ木曽駒でした。
確か10年くらい前なのですが、馬の背の雄大な景色に感動したものです。
何度来ても素晴らしい眺め。


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そうそう、昨年秋に濃が池からこの馬の背を歩いた時は
初雪直後だったのであちこち白かったんですよね。
念のため持っていった軽アイゼンも必要ない程度の雪でしたが
やっぱり雪が全くないと歩きやすいですよね…(当たり前か)。

その時の雪の印象が強すぎたのか、
この日ちょうど初雪の夢を見ていました。
朝起きたときは「なんの夢を見たんだっけ・・・」とぼんやりしていましたが
稜線を歩いている内に「あ、そうだ初雪だ!」と思い出したのです。


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真下に濃が池が見えました。
前回は濃が池も部分的に白かったり凍っていたりで
キレイだけどもなんだかよくわからない風景になっていたなぁ。
真夏の濃が池も一度ちゃんと見にいかねばな。


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稜線上、お花はちらほら。
ゴゼンタチバナに


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可愛いチングルマの穂。


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やがて分岐に到着。
この少し手前で同じくテン泊だったお兄さんに会いまして。
(前日木曽駒山頂で居合わせた方。)
「僕はこのあと濃が池の方に下っていきます」とおっしゃってました。
「我々は将棋頭山までピストンしてきます」と言ったら
「ああそういう手もあったか!」と。
また機会がありましたらぜひ!


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分岐を過ぎてまっすぐ将棋頭山方面へ。
はじめて歩く道・・・おお、なんだか広々として素敵なところ。


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足元にはチングルマの群生。
お花が咲いてるときは華やかだったんだろうな~。



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ハイマツの海を漕いだり


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視界が開けたり。
今歩いてきた稜線と、宝剣や中岳の方もよく見えます。


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こちらが聖職の碑なんですね。
拝んで、前を通っていきます。


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右手には南アルプスの山々。
とんがったのが甲斐駒か?その隣に仙丈、そして白根三山などなど。


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将棋頭山のピークらしきものが見えてきました。


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そして眼下には西駒山荘。あそこも泊まってみたいな~。
少し前に当店の常連様が宿泊されたそうで私も興味津々なのです。
西駒んボッカとか、日本酒の会とか、お噂はかねがね。


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そして将棋頭山山頂に到着です。


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とても気持ちのいいところですね。
静かだし、いい山だ~。


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こっちが桂小場からのルートかな?なんといい稜線!
学校登山でも使われるルートだからある程度は整備されているはず。
小屋泊なら私の足でも歩けそうだな。また今度。


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ザ・逆光の記念撮影をば。


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こ、これはどっちを向いて撮った写真だっけ・・・(;´Д`)
下界が見えるなーと思って撮ったんだけど。
伊那谷か、木曽側か。


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山頂でしばしのんびりした時間を過ごし、大満足。
ぼちぼちテン場に戻ろう・・・
ああ、結構下ったからまた登り返さねば・・・。


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そこらじゅうからアキノキリンソウが顔をのぞかせています。
ぱっと明るくて可愛いお花ですよね。


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リンドウも。何リンドウだろう・・・未だに区別がつかない。


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ちょこちょこアップダウンの繰り返し。
以前濃が池からぐるりんぱした時は結構つらかったけど
今日は荷物も軽いし比較的ヒョイヒョイです。


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おや、ヤマハハコもいらっしゃる。
可愛いお花たちに癒されます。


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どんどこ歩いていきましょう。あのピークを越えたらひと段落。


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あ、ガスが迫っている・・・


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よいしょ、上まで登ってきました。
やはりこの眺めは何度見ても最高です。


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木曽側もいい眺めだなーと思いながら歩いていて
あとひと登りでテン場が見えるというところまで来たのですが・・・

いかん、腹減った!!


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急な空腹に負けました。
オットに「ターイム!」と申請しておやつをかじります。
これ、最近山用によく買うお菓子。美味しい。


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岩に腰掛け、おやつを食べ、絶景を眺める。
お尻に根が生えそう('ω')


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ボクもいるよ・・・byおかか

そうそう、いつもポケットにはおかか先生もいるのです。


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さあさあもうすぐテン場だ、頑張って行こう。

と歩き始めた我々ですが、この辺りから思わぬ展開が。


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サルの出現。
あっちからもこっちからも、大きいのも小さいのも
何頭ものサルが・・・!!


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結構近くまで来ていました・・・。
以前はサルも可愛いなぁと思っていたのですが
(いや今だって見てる分にはとても可愛いと思うよ)
飯島に移住していろんな人からサルの被害を聞かされているうちに
だんだんと恐ろしい存在になりつつあります。
我が家は山や森から少し離れているので幸い何も被害はないけれど。

ひっかかれたりザック襲撃されたらいやだなぁ、と思いつつ
目を合わせないよう、ちょっと緊張しながらサルゾーンを通過。


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そして無事テン場まで戻ってきました。
残ってるの我々のテントだけ(;´Д`)
皆さん早いですね・・・

撤収して出発前にお手洗いを借りていこうと思ったら、
小屋番さんから「朝7時以降は宿泊の方も使用料いただきます」と・・・!
ええぇーそうなんだ!受付の時に聞いてないよー。
他のテン場ではこんなことなかったんだけど私が知らないだけなのかな?
だからみんな撤収が早かったのかしら・・・とかなんとか思いつつ200円チャリン。

でもテン場自体はアクセスいいし広々してるし
トイレもきれいだし水は豊富だしで、快適でした。
お世話になりました。また機会を作って泊まりにきます。


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出発前、ガスガスの上強風で夜よりも早朝よりも
この時が一番寒かった・・・鼻水が・・・


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ちなみに今回7年ぶりのテン泊ということで
重い装備を背負えるのかとちょっと心配だったのですが、
結果的に軽い荷物ですみました。
オット12~13kg、私9~10kg。
行程が短いので余分なものは持っていかなかったし、
テントは軽くなったし食料も軽いものばかりにしたし。
そして何より水。小屋に水場があるから必要最低限しか
持っていかなかったのがとても大きいなぁ。
「上の水場は涸れることがあるから下の水場で汲んでいけ」
という泣きたくなるような状況とは無縁!


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私の方は、数年前にテン泊用に新調したオスプレーオーラAG50をようやくちゃんと使えました。
以前はオットが普段使いしていた40Lのザックを借りてテン泊していましたが
なにしろ体に合っていなかったので重い荷物を背負うと体のあちこちを圧迫してしまって。

これはアウトドアショップでなんとなく背負ってみたら自分の背中にぴったりフィット!
衝撃の出会いでした。体に合う道具って大事ですね、ほんと・・・。


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話が反れましたが。
登山客、観光客で若干渋滞している八丁坂をゆるゆる下り、
無事千畳敷まで戻ってまいりました。


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アキノキリンソウの群生。
写真ではわかりにくいけどとても綺麗でした。


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シオガマも少しだけ咲いていましたよ。


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今年当たり年だったコバイケイソウ。
花が終わったあとはこんなふうになるんですね。


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駅の建物内に入り、ひとまず椅子に腰かけて一休み。
なんだか急にお腹が空いて、自販機でココアを購入。
あーーーーーーあまくてうまいーーーーーーーーーー!!
我が家の山おやつの定番、ルヴァンチーズサンドを食べ損ねていたので
今から食べようと思ってザックからごそごそ出したのですが、そこでオットから

「たまにはレストランで食べてく?年パス使うと10%オフになるし」

と突然の提案。

おお、その手があったか!!


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善は急げ(?)、即座に入店。
山賊焼きプレートをいただきました\(^^)/

当店の常連様から「豚汁定食がおすすめだよ!」と以前から聞いていたのですが
それは冬限定メニューなのかな~この間はありませんでした。残念~

たいして体も動かしていないんだけど、美味しいごはんが
体中に沁み渡りました。ごちそうさまでした。



そんなこんなで7年ぶりのテン泊、若干の不安はありましたが
とてものんびりとゆるゆると、楽しく行ってくることができました。
山の夏はもう終わりだけど、冬が来る前にまた泊まりに行けたらいいな~。

最後まで読んで下さった方ありがとうございます。




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by hinemosk | 2019-08-31 22:16 | 山登り

長野に移住した、山好きなへっぽこ夫婦のおはなし。自家製粉手打ち十割蕎麦の店「蕎麦ひねもす」営業中です。


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